先日、OBのお母さんから、今更ながらマスクを作ったとたくさんのきれいなマスクをいただきました。お礼を伝えた話の中で、レポート発表のことが出てきました。「あー、懐かしいなぁ。そんな時期ですね」と。ずっと、このレポート発表は続いてるんだなぁと思いながら、三方のお話を聞きました。
我が子が産まれる瞬間、どれほど命というものを感じることでしょう。
生の喜びを感じる時に、命の不安と出くわすことは、どんなにしんどいことだったでしょう。そんなSくんも、今ではお手紙、ラブレターを書いています。障がいがなかったらと考えてしまうのも、あたりまえ、でも、障がいがあったから今があると思える。私もそんなふうに考えられる人になりたいと思いました。
「今日も夜中ずっと起きてました」と連絡やお便りがあります。どれほど、続いたことでしょう。寝れないしんどさは想像を絶するしんどさがあります。それでも、いつも笑顔を見せてくれる。母や相手のしんどさや痛みがあることに想いを寄せながらも、我が子もしんどいと受けとめようとする姿は簡単なことではありません。相手を大切に思える人になりたいと思います。
つらいこと、不安なことは、子育てにはつきものです。ついつい、自分が悪いと思い責めてしまうことも少なくありません。お姉ちゃんの詩は、お母さんたちがしてきた子育てがあらわれているように感じました。我が子を愛し、大切に思い、変わったらいいなと思うこともあるけど、ここが大好きというものがしっかりとあります。たくさんの人や出来事を通して、自分が変わっていけるのを感じました。
子育ては、一人でしてるんではないなあと強く感じます。しんどさがなくなるわけではありません。子どもの障がいが消えるわけではありません。でも、それを支えてくれる方が周りにいるから、やっていけます。嫌なこともあるけれど、いいこともあります。それを吐き出したり、聞いたりと共感や支えあうことで、人は成り立っているんだと思います。そんなことを教えてくれた3人のお母さんでした。本当にありがとうございました。