つくし組の参観日・研修会がありました。
その懇談の中で、「我が子のかわいいと思うところはなに?」といった質問がありました。
みなさん、かわいいと思う瞬間を思い浮かべお話してくださいました。
聞いていて、かわいいなぁと思うことっていうのは、瞬間が多いように思いました。
かわいいなという瞬間は、一方で、困ったなぁということにも変わっていくようです。
「かわいいけど、こまったこと!」「困っているけど、かわいい!」なるほどです。
年長さん活動でも、そんないちばんが見られました。園庭でシャボン玉をしました。
シャボン玉を上手に吹いているHちゃん。黙々と吹いては、たくさんシャボン玉がでてくると満足そうな顔です。
その先で、それを見ているのが、Yくん。シャボン玉がたくさん出てくるのをこれまた、にんまりと見ています。
この二人は、それぞれがそれぞれに、拭きたい人と見たい人なんです。
利害関係が一致しているので、幸せな感じです。
「Yくんがシャボン玉たくさん出るの待っているよ」とHちゃんに声をかけます。
Yくんには、「Hちゃん、吹いてくれるかな」と声をかけます。
互いに関心のない二人が、少しずつ、シャボン玉を吹く人を気にし、シャボン玉を見る人を気にし、シャボン玉を楽しめ合える瞬間ができています。この楽しみあいは、本当に瞬間です。
でも、この瞬間を見つけることが幸せな瞬間なんだと思います。(本当はこの瞬間を作り出しています)
かわいいなぁと思える瞬間をたくさん見つけたいものです。