これまた、時期がずれましたが、新年を迎え、しばらくして、年長さんたちが「とんど」をしました。藁でつくったとんどにお正月のお飾りをささげ、火をつけ、一年間の健康を祈ります。広島・備後地域につたわる伝統行事です。
書初めを飾り、火の粉とともに高く上がれば、書が上達すると言われ、子どもたちは書に変わりお絵描きをしました。燃えた炭で、お餅を焼いて食べます。元気な体になるにと食します。子どもたちは、燃え盛るとんどに10分近く目を向けていました。こんなに長い時間、子どもたちは何を思っていたのでしょう?子どもたちの目や耳や鼻や口が、いろんなことを感じながら、とんどを見ていたように感じました。
さて、クラス懇談の時にも、思い出話を少ししましたが、これまた、思い出話ですが、このとんどは、1月の親子行事の一つでした。場所は、赤坂のふれあいランドだったり、こぶしのグランドだったりでしたが、各家から、お飾りを持ってきてもらい、親子で絵をかき、お餅をもってきて、各家の味(砂糖醤油だったり、きな粉だったり)を持ち寄って、みんなでワイワイがやがやしながら、とんどを楽しみました。食べるのに興味のない子もいますし、火のほうが気になる子もいますが、そんな子どもたちをみんなで一緒に見守っていた時間でした。大変なことも楽しいことも、みんな、一緒に味わうのが、親子行事の良さでもありました。
しんどさも共有です。楽しさも共有です。それが、できるのが、草笛の良さでもあります。