今日は朝から雪のためにバスが大幅におくれてしまい、皆さんにはご迷惑をおかけしました。最近は、年に数回あるかないかの雪のための遅れですが、例年より、雪が降っているように感じます。
こんな日に、来年度、入園してくる方々への入園説明会でした。朝、外の景色を目にしたときに、こりゃ、大変と思いながら急いで、草笛に行き、せっせと雪かきから始めました。
雪を掻きながら、そういえば、去年の説明会の日も雪かきしたなぁと思い出しました。
入園説明会では、保護者の皆さんとは草笛を利用することへの契約を結びます。堅苦しく難しい言葉が続くので、結構、大変な時間だろうと思います。できるだけわかりやすくとは思うのですが、なかなか、そうはいきませんね。この契約っていうのは、ちょうど10年前から始まったものです。それまでは、こども家庭センター(以前の児童相談所)が、「お宅のお子さんは療育をしたほうがいいので、〇〇へ通いなさい」という措置というものでした。それが、保護者と園が対等な立場で、「お宅の園を使いたいので、通わせてください。」と保護者が選べる形になりました。対等ということは園も「内容や条件が合わなければ、通ってもらわなくてもいいですよ」と選べる形にもなるものです。(けっして、そんなことは思っていませんからね。)そのための約束事や条件を伝えるのが、重要事項説明書であり、契約書です。
私自身は、約束事は大切なので、お互いに知っておくことではあると思っています。ただ、契約をしたから、保護者の責任で!学園の責任で!というものではないと思っています。選ぶものだからといって、よく草笛を理解して選んでもらっているわけではないと思います。草笛の生活が始まっていく中で、我が子に必要な生活やかかわり(支援)があることを実感してもらえるような取り組みをしていければと思っています。
先日、卒園して15年たつ方から、「今になって大切な土台を作ってもらったんだとわかる」と言われました。すぐに分かるわけではありません。感じられないこともたくさんあります。でも、子どもたちや保護者の人生の中で、よかったと思える、そんな存在でありたいと思っています。