素敵な発表会でした。穏やかで心がほこっりする発表会でした。
子どもたち、一人ひとりが、生き生きとして、自分のできる最大限の表現を伝え、喜びを感じているのが伝わってきました。
1人だけでの楽しみや感じ方ではなく、先生や友だち、前で温かく見守ってくれている家族とともに、この時間を、この場面を楽しんでいる様子でした。
発表会では、1つの形あるものをおこなっていくわけですが、1つに見えるものの中味は、
個々のバラバラの取り組みが出発点にあります。
自分の好きなこと、やりたいこと、楽しいこと、できることがあって、それがうまーくつながって劇になっていきます。子どもによっては、まだ、自分の楽しみの部分だけかもしれません。それが出せることも大切な段階です。自分の楽しみと周りの楽しいが結びついて楽しめるようになっていく段階へと移っていくわけです。
こうした中で、子どもたちは、人と人とのつながりをつくっていきます。活動と活動のつながりをつくっていきます。今と未来のつながりをつくっていきます。子どもたちを通して、行事の取り組みを通して、私たちは、今、目の前の事実だけにとらわれるのではなく、その先の子どもたちの成長や未来に目を向けていく事ができます。保護者の方にとっても、泣いていた1年目。あれだけはやっていた2年目。自分の姿を楽しんでいる3年目と、子どもの姿をつないでいく事ができると思います。
本当に、すてきな発表会でした。最後まで温かく見守ってくださってありがとうございました。
最後に、こうした、個々の力をつないで一つの形とし、先を見通して、取り組みを続けてきた職員を褒めてやってくださいね。