11月23日は、『勤労感謝の日』。そして、『くさぶえっこまつりの日』でもあります。
とてもいい天気でした。素敵な秋模様の一日でした。卒園したみんなの顔がみたかったですね。残念です。
くさぶえっ子まつりは、いつも、この日なので、案内を出している高校3年生以外の方も、ひょこっとやってきてくれることがあります。もしかしたら、誰か、いらしたでしょうか?この“ひょこっと”っていうのがうれしいんですよね。
裏の玄関にカレンダーが貼ってあるんですけど、ある法人さんの作業所の方々の作品をカレンダーにしたものです。素敵な作品が載せてあって、ホッとします。
草笛学園を卒業した方も何人か採用されています。その中のひとり、私が最初にケース担当をしたお子さんです。お子さんと言っても、もう30歳手前の成人です。私よりはるかに背が高く、大きいです。入園したころの彼は、ことばはなく、ウロウロ。ことあるごとにひっくり返って泣いていました。どうかかわったらいいんだろう?何をしたら喜ぶんだろう?何を思ってるんだろう?ごはん、たべてほしいなぁ!笑顔がたくさんみたいな!等々思いながら4年間を過ごしました。悩みも多かったのですが、思い出がいっぱいでした。研修に行ったら、寝言でその子の名前を呼んでいたようで、同部屋の方が笑って教えてくれました。秋には徒歩遠足というのをしていました。尾道の千光寺に向けて路地を歩いているときには、背負っていたリュックを民家の屋根に投げて、家に入らせてもらって取りに行きました。草笛から抜け出して、パワーシャベルに乗っているのを工事のおじちゃんに教えてもらったこともありました。(今だとあり得ない危機管理でした)涙も笑いもいっぱいあった思い出です。
そんなたくさんの思い出が、私の中で力となっています。いっぱいいっぱい、教えてもらってきました。そんなことを感じさせてくれるのが、くさぶえっこまつりなんです。
来年こそは、みなさん、笑顔でお会いしましょうね。