今年は、こどもたちだけでのお餅つきをしました。お昼の時間には、ずっと、杵と臼をみたてて、「ぺったんこ」と遊んでいました。それが、目の前に現れました。こどもたちは、ワクワクと、はてな?と、いろんな思いで遊戯室に集まりました。
最初は、私とかよ先生が、お餅をつぶしていきます。そのあとで、お餅をつきます。ぺったんこ、それ、ぺったんこ、という歌に合わせてつきます。みるみる、お餅になっていきます。持ち上げてみると、びろーんと伸びて、絵本に出てくるようなお餅の完成です。
今度は、子どもたちの番です。つくし・れんげと、有志たちが、待ちに待って、お餅つきです。子どもたちは、杵を持ち、上に持ち上げたり、バケツの水をつけたりと、先生のやっていたことをよく見ていました。そんなふうに見ていたのか、そんなふうにやろうと思ったのかと、驚きです。そんな子どもたちの思いをかなえられるにように、支えるのが、大切なポイントです。お母さんとだと、ついつい、子どもの手を支えるように持って、大人が持ち上げてしまいます。子ども自身が持ち上げようと思っていても、大人の方が持ち上げていたりします。なので、できるだけ、子どものやりたいとおもうことをできる形にしようと、手は持ちません。上に持ち上げやすい位置に、子どもの手を持っていきます。あとは、子どもの後ろから、杵の端っこをもってお手伝い。力の弱い子のときは、陰で持ち上げます。でも下ろすときは、子どもの力を発揮してもらいます。持ち上げられるけど持つのが不安定な子の時は、杵が横を向かないように、支えます。持ち上げて打つのは子ども自身です。せっかく、うてても、うまくいかないと手応えになりませんので、そのサポートです。コツを得て、大丈夫と思えば、手を放します。一回きりの行事の中でも、最大限、子どもたちの手ごたえを感じることができるひとときでした。
子どもたちだけで楽しんだ行事でしたが、そんな子どもたちの姿を見ていただけたら、よかったなぁと思ったのと、何より、あのつきたてのお餅を食べれたら、どんなに良かったことでしょう。来年こそは、いただきましょう!