先日、卒園のお母さんに、「そろそろ、ブログをかいてほしいなぁ」と、叱咤おことばをいただきました。目を通していただいているんだなぁと、ありがたさと申し訳なさを感じたところでした。
『広島県東部子どもの療育を守る親の会』総会にお招きいただき、出席しました。私は、今回、2回目でしたが、創設時からかかわりを持たせてもらっていました。今回、ご挨拶をいただいたみのり学園の園長先生の話をききながら、当時のことを思い出していました。
「障害者自立支援法」?なるものができる。名前は「自立」とうたって、いいもののように思いますが、中身はどうか?自立するのにお金が必要なの?自立ができるようになることは、あたりまえのことではなく、自分の利益のためとみられているの?子どもたちの生活も日額制?学校や保育所は子どもの成長に必要な場なのに、療育はサービス業?給食は、食育が大切と言いながら、人件費や光熱費や食材費も払うの?などなど、いろんな不安や疑問が出てきました。
この地域の関係者や保護者と一緒に、東京の日比谷公会堂の集会に参加したこともありました。そうした当事者の声、支援者の思いを届ける中で、広島県東部地域の療育を守らないといけないという声があがり、親の会の設立に至りました。当時の保護者は、大きな不安や課題に直面したからこそ、親の会の必要性が高まりました。
「障害者自立支援法と子どもの療育」全障研出版
(当時の状況や話合われたことが書かれた本です。先輩、お母さんの手記も載っています。)
あれから、18年がたちました。昨年度、各市町では、『障害児福祉計画』の見直しの年でした。福山市では、この計画に対して、いくつかの当事者団体から意見を伺っています。その中の一つに、『親の会』があります。毎年、親の思い、子どもの実状を集め、届けることで、行政は耳を傾け、大切な声として、役立てようとされます。それが、今も続いているのは、とても、重要なことだと思います。会には参加できなくても、アンケートに答えることも大切な活動です。親同士、つぶやくことも大切な活動です。大きな事はできなくても、みんなでやることの一つです。
役員のみなさんは、たくさんの苦労があると思います。意義のある活動をしていただき、本当に、感謝いたします。
(福山市HP:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shogaifukushi/324965.html)