2022年も終わりを迎えます。
いろんなことがあった一年でした。一方で、いろんなことがなかった一年でもありました。
先日の「最後の登園日」で、子どもたちの様子が書かれていましたが、どの子も随分と変わったと思います。(変わったというのは成長したという意味で)
子どもたちにとって、一日の生活や取り組みは、大きな変化が見えるわけでもありませんし、特訓をして成果の得られる姿を見るわけではありません。ですが、この他愛もない一日には、子どもたちが安心できる要素がたくさんあるのだと思います。好きな遊びや活動があるのは当然なのですが、そこに、好きな遊びや活動を一緒にしてくれる先生がいることがとても大きなことだと思います。好きな遊びや活動を一人でできれるだけであれば、その子の世界を広げていくことは小さなものになってしまいます。草笛の生活は、その子の世界を広げていくための楽しみや安心が培われているのだと思います。
今年は、休まなくてはいけない園児や時期がありましたが、それまでの培った力があるので、草笛の生活は変わりなく、子どもたちにとっては期待の持てるものになっているのを感じます。先生たちが期待することにも応じる力が子どもたちにあることも感じます。玄関先で、靴を片付けてない子に、声をかけるとハッと立ち止まり、振り返ります。声を聞いてくれているんだと確信が持てます。自分で気づいて靴を入れなおします。自分で自分のことを振り返ることができるすばらしい力があります。
ステキな子どもたちがいます。ステキな生活があります。
それは、これからも続きます。変わることなく、子どもたちの笑顔と安心の生活を大切にしていきます。
一年間、たくさんのご理解ご協力、支えていただき、ありがとうございました。