2学期のグループ活動も終わりを迎えました。グループ活動の意義は、本当に大きいと思っています。子どもたちにとって、一人ひとりの最良の取り組みをしていく機会です。でも、一人ひとりは、決して一人ではなく、つながっている子どもたちがあっての一人ひとりでもあります。グループで活動を共にしていく事で、一人では得られない力になっていきます。
さてさて、私が就職して最初にもったクラスの子どもたちは、意思が伝えられない、視線が合わない、人への意識が持ちにくい、そんな子どもたちでした。何が楽しいのかな?どうしたら自分のことを気にしてくれるかな?何なら伝わるのかな?と、どれほど考えて悩んだことでしょう。今のぞうグループのタイプのこどもたちへの取り組みが私にとっての出発点です。同じことの繰り返しをどれだけ繰り返すことが大切か。ただ、繰り返せばいいのではなく、子どもの発達のピントを合わせたことを繰りかえすこと。それは、機械的なことではなく、人と人が触れ合うことでやり取りすること。などを大切に今のグループ活動は続いています。
ぞうグループさん、どれだけ、ミックスジュースでのふれあいあそびを繰り返したでしょう?楽しく、先生を追いかけてきてくれたりもしますが、シラーっともすることもたくさんあります。いっしょに走ってくれることもあれば、棚の上で飛び跳ねたりすることもたくあんあります。それでも、きっと、楽しいと感じるし、楽しいという気持ちは大きくなるし、一緒にしてくれる先生のことがいいなぁと思ってもらえると信じ、繰り返してきました。それがこの2学期の子どもたちの姿につながっています。まだまだ、途上です。まだまだ、繰り返します。まだまだ、変わります。
グループ活動は、とっても、大切な力を子どもたちにつけています。そして、これからの3学期へとつながっていきます。小学校へとつながっていきます。
子どもたちの自我を大切にするためには、私自身が自我を育てないといけないと、子どもたちが教えてくれました。