今日は、入園式でした。
16名のくさぶえっ子を迎えることができました。みんな、それぞれの持ち味がでてて、楽しみなくさぶえっ子たちです。
2年前から、入園式を、式らしくない式にしています。子どもたちは始めて、ないし、数回来たことがある程度の場所であって、不安な中で、わけのわからない話や人のやり取りが続いていきます。だから、せめて、楽しい場所や好きなことがある場所というのが感じられるように、遊びを設定するようにしました。式場ありきではなく、遊び場ありきで考えてみました。なんとなく、滑り台に向かう、ボールをして遊ぶ、平均台を渡るなど、自分のすることがある。することがあるから、その部屋で過ごすことができます。そのうち、なんとなく、椅子がでてきて、座っていると、「はらぺこあおむし」が始まります。きいたことのある歌が聞こえ、色鮮やかな果物やあおむしに目を向けていきます。子どもたちが注目するものができてくると、気持ちを前に向けていくことができます。その気持ちを向けているうちに、ちょっと難しい園長の話や先生の紹介が続きます。そこは、子どもたちのためではなく、保護者のための時間だと考えていくといいのかと思っています。
そんな中で、走り回っている子も出てきますが、舞台に出てきたり、先生を意識していたり、マイクを口にしたり、絵本をのぞき込んだり、お辞儀をしたり、他の子を見て、同じように動いて、先生のようにピアノを弾いて・・・それぞれが、それぞれの思いで過ごしていました。なんて、ステキな姿なんでしょうね。楽しい姿なんでしょうね。枠にはめるのではない中で、この子たちは、持っている力を存分に発揮していくことができます。
そんな草笛の生活が始まっていきます。
たのしみ、たのしみなくさぶえっ子です。