事務所で仕事をしていると、玄関先から、「うーうー」と力強い声が聞こえてきました。どうしたのかな?と覗いてみると、Rくんが、必死で靴を履いていました。足を靴に入れ込んでいますが、どうやら踵が入っていないようで、なんとかしたいという叫びでした。その視線は、玄関の向こう側にいた先生に向かっていました。気づいた先生は、靴のマジックテープをバリしてねと声をかけていました。そのおかげで、足がすっぽりと入りました。安堵した表情になり、その先生のほうに目を向けて、またにっこり。それから、意気揚々と遊びに出かけていきました。少し前までは、靴を履こうとせず、靴を前にしても座ったままだったRくん。今は、自分で履こうとして、一人で履いて遊びにだって向かっていきます。履けないとなると、何とかしたいと訴え、力を貸してもらおうと一生懸命伝える力も発揮しています。できたことへの喜びを感じ、それを相手に向けているRくん。すごいな!