保護者研修会を行ないました。今年初めて、保護者が一堂に会してお話をする、お話を聞く機会となりました。私自身も、初のご挨拶だと朝、気づきました。コロナ禍の療育・行事・保護者とのつながり等々、今までにない年です。だからこそ、今まで大切にしてきたことを引き続き、大切にしていかないといけないと、つくづく感じています。
今回は、療育について主任が話してくれました。ずーと、草笛が大切にしていることです。例年5月に話しているのですが、今回のこの時期に話すことで、今、具体的にクラスやグループで取り組んでいることや、その中での子どもたちの変化が伝えられて、良かったと思いました。楽しみと気を許せる先生の存在が安堵と期待を持てているすみれ組さん。ゆっくりとしたペースや空間の中で、自信をつけていくぱんだグループさん。体への働きかけや楽しみの共有をしてくれる先生を求めて笑顔のぞうグループさん。ダイナミックに動き満足し興味や友だちへの意識を広げているらいおんグループさん。友だちと協力、つながりを持つ中で共有や共感を生んでいるきりんグループさん。今のいい姿、これからの成長につながっていく姿を見ることができたように思います。
こうしたことを同じ場で同じように聞くことがとても、大切です。毎年毎年、同じことを話しているのですが、去年よりも今年、今年よりも来年と聞き方は変わってきます。さらに分かる部分も出てきます。感じ方も違います。みんなで聞くことで、「先生、ああ言っとったよなぁ」「あのことよなぁ」「だれだれ君は、今、あんな育ちをしとるんかぁ」と我が子のことも他の子のことも一緒に考えてもらうことができるんです。だから、こうした研修会や学習会をともにすることは、とても大切なんです。
私の中では、いや私たち職員の中では、草笛の子どもたち、卒園した子どもたちは、「うちの子」なんです。皆さんにとっても、たくさんの「うちの子」を育ててもらえたらと思います。ご参加いただいた方、ありがとうございました。今回はこれなかった方、また次回、共有をしていきましょう!