新学期を迎え、園庭では新年らしく、凧がたくさん上がっています。上がっている凧もあれば、引きずられているものも。ご愛敬です。新しい遊具もできたので、今まであったジャングルジムが違う位置に設置されました。今までジャングルジムを牛耳っていた(言葉が悪いですねぇ、大好きな場所にしていた)れんげのYくんやたんぽぽのYくんたちは、変わらず、大好きな場所として、てっぺんで嬉しそうにしています。高いところに上るという楽しみや邪魔されることのない安心の場所としてのジャングルジムであるのは、わかっていました。ですが、それだけではないのではないかと感じることがあります。たんぽぽのYくんは、とにかく、上ったところで体を上下に動かしたりバランスをとったりといった楽しみをマイワールドで楽しんでいるようでした。それは、変わりない楽しみです。一方、れんげのYくんやKくんは、何気なく周りを見ているように思っていたのですが、前の設置場所でも今回の設置場所でも、向いているのは、どうも、みんなが遊んでいる方向のような気がしました。何気なくではなく、みんなの遊びを、遊んでいる姿を見ているんです。本人の意思があって目を向けているのだということだと思います。その中で、目の前で繰り広げられていることを、自分なりに理解したり、楽しいと思えることに気づいたり、やってみたいという意欲をもったりしている、大切な場所でもあると思います。
何気ない姿は、少し見方が変わると、大切な子どもの姿が見えてくるのだと知れました。