就学ガイダンス、就学説明と立て続けに、小学校にむけての動きが始まりました。
我が子が学校でどんな姿をするのか?目に浮かべるのって簡単ではありませんね。
兄弟がいれば、学校の様子は分かりますが、学校ってどんなところなのか分からないことの方が多いと思います。なので、まずは学校のことを知らないといけません。だから、見学や教育相談が必要です。
その次に、その学校の中で過ごす本人(こども)のことを知らなくてはいけません。今の発達段階(わかること、わからないこと、興味のあること、ないこと、気持ちの持続、身体や手の動き、人との関係や働きかけへの反応など)や課題を知ることで、どんな教育内容や教育形態が、必要なのかが見えてきます。
そうして、その二つを照らし合わせながら、家族で考えていく事が大事なこととなります。
先日、お話をしてくださった特別支援学校に行く機会がありました。
ちょうど、高等部の生徒さん(草笛の卒園児)が、技能検定に向けて、雑巾しぼりをしているところでした。草笛の生活の中でも、給食のおしぼりを絞るお仕事があります。お仕事といいつつも、お手伝いのような意味合いの活動です。もちろん、自分でできるようになる喜びとか、ほめられることへの期待とかを感じるのが、おしぼりしぼりの目的でもあります。
それが、教育の中では、技能検定という目的に変わっていきます。
仕事をするために、自分が何をしなくてはいけないのかを思い描きながら、目的に向かって、ぞうきんを絞るんだなぁと、同じ活動でも意味合いが違うことに変わっていくのを感じました。
子どもの遊びや生活を、教育という意味を文字や数、ことばという具体的から概念的なものになっていく質の変わる大きな変化の時期です。
親子教室で、一緒に考えていきましょう。