コロナ禍の中、在宅ワーク・オンラインという働き方が、あたりまえのように広がってきました。草笛学園では、そんな働き方はできませんので、関係のないことだと思っていました。それでも、会議はオンラインでの会議をすることが増えてきました。そんなこともあり、研修会もオンラインで受けれる機会があり、これは、とても助かっています。
先日は「白石正久先生と子どもの発達を学ぶ学習会」に参加しました。タイトルの通り、白石正久先生のお話ですが、この白石先生は、『発達の扉(上)』(かもがわ出版)で、草笛学園でのあそびの渦について、取り上げてもらっている先生です。講演会にも来ていただいたり、福山地域での発達学習会に毎年来ていただいたりと、草笛だけでなく、この地域の療育を支えてくださっている方です。今回は、今までかかわってきた子どもたちや保護者、療育にたずさわる方々に向けて、「発達を学ぶちいさな本」を作られました。そのことを踏まえたお話を聞かせていただきました。
子どもの発達を話されているのですが、私たち大人の人格につながるお話でもありました。コロナ禍の中、私自身もそうであるように、皆さん、いろんな思いをされています。悶々とすることも、つらいなと思うことも、先の見えない不安も…。自分ってなんだ?とついつい、悲観的に自分のことを思ってしまいます。それでも、日々している当たり前のことに、頑張りやえらいなぁと思えることがないわけではありません。以前に比べて変わってきたことがないわけではありません。そんな自分に気づくことがとても大切だと思います。それを知っていてくれる人も周りにいるんだと思います。小さな自分でも、一緒に歩んでくれる人がいるんだと思います。
みなさんも、自分のステキを見つめてみてくださいね。
ぜひ、「発達を学ぶちいさな本」(クリエイツかもがわ)を一読ください。園にもあります。