豆まきのとりくみで、ずっと、お昼休みにボールを投げたり、鬼が出てきたりしていました。子どもたちは、楽しそうにボール投げをする子もいれば、ビビってしまう子もいました。豆まきの当日も当然、鬼が登場するので、子どもたちは大騒ぎです。登場するのには、舞台で、「鬼のタンゴ」を披露してくれました。怖い鬼が、なんだか楽しそうなことをしていると、耳を向けたり、目を向けたりしてました。怖いだけの鬼が案外、そうでないと思える安心材料がこどもたちにもてる一場面でした。とはいえ、そのあと、追いかけられるわけです。そんな子どもたちには、段ボールの基地ができました。基地
の中から、鬼を眺めます。なんとなく、ここにいれば大丈夫という思いが持てる場所ができました。先生のそばも安心です。抱かれたり後ろに隠れたり、ここなら守ってもらえるという気持ちを持ててる子どもたちです。安心と思えることの中で、取り組んできた新聞紙ボールでの鬼退治をしようと、ボールに手をかける姿が見えてきます。手にはしたけど投げれない子もいます。投げることが大切なのではなく、安心できることがあることに気づくことや安心するから立ち向かおうと思えることなどが大事なんだと思います。
この一年が、また、こどもたちを大きく強くたくましく、優しくしていくものであることを祈念します。