昨日朝、通勤途中に、卒園児のTくんに出あいました。お母さんと一緒に登校中でした。
長い長い休みをはさんでの学校生活です。どうかなと思いながらも、声をかけると、とっても穏やかな表情を向けてくれました。一年生だった一年目は、不安がいっぱいでした。場所も人もやることも知らないことだらけでした。そんな中で、一年間、学校生活の中で、分かること・安心することを積み重ねていったのでしょうね。なのに、コロナ休校になってしまい、またまた、ふりだし?でも、彼の表情は、決して振り出しではないように感じました。ちゃんと、分かりたい、しりたいという気持ちをもって、卒園したのだと思います。一時的には不安が増しますし、何を頼りに新しい環境を受け入れたらいいのか、戸惑わないといけないこともあります。だけど、基本的に自分自身ができていく手ごたえを感じたり、人が支えてくれることも感じたりする力を持っているのだと思います。
年長さんは、親子教室で、お子さんたちの今の姿とこれからの課題を見つめながら、学校生活で子どもたちに期待する力や環境を考えておられると思います。大切な力をつけて、9か月後の新たなスタートをきっていきます。保護者の方々には、不安を抱きながらも、期待の持てる(子どもの信じられる)姿も描いてほしいと思います。
(さんぽ道のあじさい)