卒園式・修了式を終えて、もう一週間が過ぎました。
3学期があっという間と思いましたが、一週間もあっという間でした。
「園長のおめめ」も3学期は1回も書いてなかったのかと痛く反省をしているところです。
3学期は、レポート発表で感動のお話をしてもらったり、大学生社会人になった卒園児が車を運転してやってきてくれたり、発表会の取り組みでの子どもたちの楽しみやがんばりを感じられたり、年長さんの取り組みや成長の姿、お別れ遠足、卒園式など、いろんなことを感じる機会がありました。
ステキな子どもたち、ステキな出会い、ステキな出来事がたくさんありました。
卒園式は格別の思いを持っていました。毎年、卒園式は格別ですが。
子どもたち、一人ひとりの顔には草笛で過ごした年月の成長や楽しみや悲しみが込められていて、不安よりも誇らしげにさえ見えました。
自分の名前を呼ばれ、返事をする子、下を向く子、前に進む子といろいろな様子ですが、証書を受け取るとき、どんなことをかんがえているのだろう?
証書を掲げているとき、目の前に広がるみんなが見て見守っている光景をどんなふうに見ているのだろう?
と思いながら、授与をしていました。
3月に入って、卒園式の練習が始まり、子どもたちにとっては、一つのやることのようなものになっていたかもしれません。繰り返すことで身につくことの一つかもしれません。草笛の取り組みで、生活や目標に「繰り返す」ということばが出されますが、大事なのは、「何を繰り返すのか?」ということです。
子どもたちにとって、意味のあることを繰り返さなくてはいけません。
卒園式での証書の受け渡しの繰り返しだけでなく、そのことをすることで、喜びになる積み重ねだったり、友だちのことを気にする、見て、いいなぁと思えることだったり、この場を先生や友だちと共有する場での心地よさを感じたり…
卒園式の場では、「草笛にきて、たのしかった。」「先生や友だちと一緒でよかった。」「お母さん、お父さんがいてくれて、よかった。」と思っていてくれたら、うれしいなぁと思います。
そして、卒園したあとも、大丈夫だという確信も持ちます。
だって、素直な気持ちでいる子どもたちです。人が好きな子どもたちです。やりたいという気持ちを持っている子どもたちです。このことは、これから先、周りの人から大切にされる大事な力です。
だから、大切にみんなで育てていってもらえます。
個人的なことを言えば、3年前に入園した年長さんたちは、私が園長1年目の子どもたち、保護者です。同期という気持ちでずっといます。コロナが始まり、思うようにいかないことや心配や苦しみがたくさんありました。どこまで喜び合えたのか分かりませんが、楽しいことや嬉しいこともありました。そんな思いを分かち合って、この3年間を過ごすことができました。本当に、ありがとうございました。
これからの未来が光り輝くことと楽しみしています。元気に明るく、楽しく、学校へ行ってください。
いよいよ、新年度を迎えます。たくさんの伝えたいことを伝えられるように頑張ります。